光コラボレーションモデルとは

フレッツ光の回線をNTTが業者に卸売りし、業者独自のサービスを付加して販売するものです。フレッツ光がベースですので、回線速度はほぼ変わりはありません。
更にざっくりご説明しますと、「NTTではお客さんとの契約業務はもう行いません。NTTが国内に敷設した光ファイバー線を利用して商売したい人に卸売りするよ。希望業者は各々独自でサービスとか付けて売って下さい」と言った感じで、NTT東日本は卸売業者になると言ってるんです。
NTTの呼びかけに応えて、会社独自でサービスを付けて売っている商品の総称を光コラボレーションと呼んでいます。

ですので、会社名や商品名の後ろに****光やヒカリ(例:OCN光やソフトバンク光など)と付け、各会社が商品を販売するようになりました。

これが、光コラボレーションと言われているものです。
NTTの光ファイバー線を使った、使い放題の定額制光ファイバーインターネットに変わりは無く、契約をする会社がNTTから変わったとお考え頂くのがシンプルです。

既にフレッツ光をご利用の方は「転用」という手続きを行うだけで光コラボレーションへ移行が可能、ということで気軽に乗り換えることができるものとして広く周知されました。
「転用」とは、NTT東日本・NTT西日本の提供する「フレッツ光」を利用するお客様がフレッツ光の「お客様ID」や「ひかり電話番号」をそのまま引き継ぎ光コラボ事業者へ契約を変更することをいいます。
※転用と同時に移転等が伴う場合は、「お客様ID」・「ひかり電話番号」の変更や工事が発生する場合がありますのでご注意ください。

急速に知られた事で、一時期パニック状態となりました。

テレビCMなどで「安い・早い」というイメージが知れ渡った光コラボレーションモデル。そのため、サービススタートの初期(2015年春)には申込みが殺到、対応できない業者もでてきました。
工事の申込みからインターネット開通までに1ヵ月以上掛るというケースも多く発生し、「待っていられない」とキャンセルするという方が続出した時期がありました。
そのような方々は、改めて一から契約するサービスの検討をしなければならず、かなりの不便を強いられたのです。
 今はもう、そのパニック状態も幾分落ち着き、どの業者に申し込んでも提供までの時期はほぼ変わりありません。

春の繁忙期は早めに申し込みを

どのようなインターネット契約(回線・事業者)を選ぶにしても、春先の繁忙期には工事が立て込んでしまい、希望の日時に工事業者との約束を取り付けることが難しいのも事実です。
契約の数そのものが多くなるのですから、それもまた致し方ないこと。
お引越しや契約見直しが決まったら、早々に契約をし、工事の日時を決めることが肝要です。
もしもご家族で日中ご自宅にいる方がいらっしゃるようであれば、工事の日時をウィークデーにすることで、一日も早い開通を目指すことができます。

少しだけインターネット契約の裏側のお話をしましょう。
フレッツ光をベースにした光コラボレーションの契約に関係するシステムは、NTTの情報と完全にリンクしていないようです。特に集合住宅の場合、フレッツ光に対応している建物かどうかの判定を行う際、違った回答をアウトプットしてしまうようなのです。実際は対応できていても、「未対応」と判定することも少なくないようで、光コラボレーションモデルが一気に広まった昨年は混乱を呈しました。
提供会社の力の入れ様でも違う様です。本気で取り組んでいるかの差で工事日が違ってくる様です。
このようなこともあったことから、「お引越しが決まったら即連絡・即契約」がスピーディーな開通のための第一歩と言えます。

新居では一時期インターネットを使えないことも覚悟

フレッツ光、光コラボレーションモデルは、どの提供会社を選ぶにしても、「契約=即開通」ではありません。
工事が必要だからです。そのことから、残念ながら数週間から長ければ1ヶ月ほどインターネットを使えない時期があることを覚えておいてください。
特に指定の工事業者が駆け回らなければならない春先の繁忙期は、契約から工事までの期間が長くなることは必至。
特に工事の多く入る土日に工事日を設定せざるを得ないビジネスマンの方は少々覚悟が必要です。

必要なオプションを備えた事業者と契約を

お申込みする場合は、会社のサポート体制・宅内Wi-Fi利用ができるか・ウイルス対策ソフト・地デジや衛星放送が見えるかの有無などをしっかり確認を。そのようなオプションの部分こそ、提供会社の持ち味であると同時に、インターネットライフを充実させるために必要な所となります。