フレッツ光→光コラボレーションに転用する際の注意点
NTT東日本の光回線を既に引いているならば、事務手続きだけで光コラボレーションへ乗り換えることができます(※特殊なケースの場合のみ工事が発生します。例えば今現在の回線がBフレッツやフレッツ光ライトである場合など)。
但し、契約を切り替えるのですから注意点も存在。
同じ回線を利用しているのに、なぜ「転用承諾番号」が必要となるのか
光コラボレーションの基本を少しおさらいすると、その仕組みと転用承諾番号の必要性が見えてきます。
光コラボレーションとは、NTTのフレッツ光回線を通信事業者に”卸売”することで、安価で独特のサービスを付加した商品とすることが可能となるものです。
NTTが光回線を通信事業者にまとめて販売するということは、顧客情報の管理や個々への請求を行わずに済むということです。
それらの作業は、新たに契約をする小売業者の立場となる通信事業者が行う事となります。これを理解しておけば、転用承諾番号が必要な理由が解ってきます。
今現在、NTTのフレッツ光を引いているなら、改めて光回線の工事をし直す必要はありません。
インターネットへの通り道である回線は、同じ「商品」だからです。しかし、同じ商品でも、契約会社が変更となれば、契約にかかる個人情報(契約内容)を引き継いでもらわなければなりません。この契約状況の受け渡しに必要なのが転用承諾番号となります。
当然、新規で光コラボレーションの利用をされる場合、転用承諾番号は必要ありません。
新規契約として、通信事業者に個人情報や契約したいプランを一から伝える必要があります。
転用承諾番号の取得方法は?
では、フレッツ光の契約がある場合に必要な転用承諾番号は、どこからどのように取得すればよいのでしょうか。
まず、転用承諾番号を取得するために必要な情報を用意しておくと慌てなくて済みます。
1.現在のフレッツ光契約情報(契約者名と住所)
2.フレッツ光の契約IDか、ひかり電話番号
3.月額利用料金の支払方法
これらの情報を集めておき、NTTのホームページか電話で申し込みをします。
東日本HPはこちら(NTT 東日本 0120-140-202 受付時間:9:00~17:00(土休日も受付、年末年始を除きます))
西日本HPはこちら(0120-553-104 受付時間 9:00~17:00 土日・祝日も営業(年末年始を除く))
電話ならば「光コラボレーション契約のための転用承諾番号を出して欲しい」とお申し出下さい。
説明を受けた後に、転用承諾番号を教えてもらえます。
※WEBでのお手続きには「ご契約者様のメールアドレス」が必要です。
『転用承諾番号』発行後、NTTから「ご契約者様のメールアドレス」宛に、『転用承諾番号』の発行をお知らせします。
※お客さまID・ご契約者様名・フレッツ光ご利用場所住所はフレッツ光開通のご案内でご確認できます。
※お支払い方法は、NTT東日本からの請求書やクレジットカード明細等でご確認ください。
転用承諾番号を取得されたら
転用承諾番号の有効期限は15日間です。
この15日の期間内に、転用先の通信事業者へ申し込みをして下さい。この期間を過ぎてしまうと、再度転用承諾番号を取得し直す必要があります。
転用先の通信事業者にこの転用承諾番号を、HP経由での申込み時かお電話での申込み時にお伝えされれば、契約に必要な契約情報はそのままその事業者へ伝達されます。
既存の光回線に関連した工事は必要ありませんし、現在利用中のサービス状況の情報を伝える必要もありませんので難しいことは御座いません。
「転用承諾番号取得→転用先へ申し込み」で完了
フレッツ光をご利用中で、光コラボレーションを提供している通信事業者へ乗り換えたい場合は、「転用承諾番号取得→転用先へ伝えて申込み」で完了となります。